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この後味、気にくわない。
そしてガゼルと言う人物が表れて過去の事を洗いざらい喋られ気を失ってしまったクリス。
少し闘った後、二人は居なくなりクリスと二人きりになる。
最悪だ。俺がいながらクリスを傷つけてしまったではないか…
クリス『んぅ…アサヒ…?居るの』
アサヒ「はい居ますよ!クリス、大丈夫ですか?私が居ながらすみません」
(目覚めて良かったです…)
クリスタル『どおして?アサヒはボクを守ってくれたよ…』
アサヒ「いえ…お心まで守りきれませんでした…」
クリスタル『アサヒ…ボクは汚い?』
アサヒ「いえ!そんなっ…」
クリスタル『…アサヒは…優しいね…』
アサヒ「俺は優しくなんかありませんよ…」
クリスタル『アサヒ…こっち来て』
アサヒ「?…はい」(なんだろう?)
クリスタル『…見せてあげる。タトゥー入れてる場所』
アサヒ「どうして…ですか」
クリスタル『アサヒなら大丈夫。怖くない…』ぬぎ…
全ての身に纏う衣を払い下げ晒す。タトゥーの在処とアザを…
アサヒ「?!…クリス…アザがッ…」
クリスタル『お腹には蛇のタトゥーで太ももには同じくタトゥー。他は…過去の勲章かな』
苦笑するクリスタル
アサヒ「クリス…」
クリスタル『アサヒ…ボクが気持ち悪いでしょ?こんな…アザがッ…』
涙を浮かべるクリスタルは隠すように服をかき集める
アサヒ「キレイです。クリスは…俺を受け入れてくれました」
クリスタル『アサヒ…ボクは…』
アサヒ「クリス…」
クリスタル『…ボク…今はみんなの信頼は薄いけど頑張るから…だから嫌いにならないでアサヒ』
アサヒ「当たり前ですよ。貴方の護衛は任されてますから!」
クリスタル『そ、だよね…うん』
アサヒ「さぁ、お召し物にお着替えください。風邪引きます」
クリスタル『うん…』(アサヒ…ごめんね)
着替えたクリスタルはアサヒと少し距離をおいて歩き出した。
クリスタル『…』(アサヒは優しいからきっと驚いてても言葉を選んで話しかけてくれてる)
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