第11章  別れと予約(続き)

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そして、 「女性には分かり難いかもしれないですが、 あれが男性の目には、所謂(イワユル)チラリズムに映るんです」 ちょっとキョトンとする店長に、忍に代わって再びフォローを入れる。 あぁ……。 店の中で、複数の声が重なった。 こうして、程なく開店時間を迎え、一旦店から出て、 外のウィンドウを見る客たちの反応をチェックする。 開店時間を迎えて程なくから、思いの外、客たちの反応は上々だった。 そして、外側のウィンドウに釣られるように 店内を見始めた客たちの姿を確認して、 「OKだな」 彼らは互いに頷き合い、店を後にした。
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