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あははは……。
だからもう、乾いた笑いを声にするしかなかった。
しかし、待ち合わせの中華レストランに現れた朝比奈は、
特別、上機嫌という訳でもなく、今までと何も変わっていない。
「その顔じゃ、滑り出しは好調だな」
席に着くなり、意味ありげな笑みを立花に向け、
ニヤリとした笑みを那々にも向けてくる。
しかし、今まではそんな素振りが鼻についたものの、
今は逆に、彼女の心臓を跳ねさせる。
だが、その彼女の様子には気付かぬように
上司は、素直に友人に笑顔を向けた。
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