第1章

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外は雪が降っている。幸い防寒対策の施された屋敷のなかにまで冷気は来ず、そこまで厚着はしなくていいのが嬉しい。 実家だとこんな天気の日は寒くて炬燵とストーブの取り合いになるからな。 寒さを気にしないからか、いつもは忌々しく思っていた雪が、何だか綺麗なものに見える 最も、成分でいえばここらの雪は塵やごみなどが多く含まれているので汚いのだかが 窓辺に座るお嬢様はぼんやりと外を眺めている。 別に珍しいものでは無いだろうに するとお嬢様は何かを見つけたのか口を開く 「あ、全裸で雪の中を猛ダッシュするあなたの友人を発見したわ」 「あいつこの雪が降るなかで全裸走りとかバカの!?変態なの!?絶対正気じゃねぇ、、、!!!」 普段から全裸走りを日常生活の一環のように行っているとはいえ、この雪の中を全裸で走るとかあり得ねぇ。 そんなことを考えながらあいつを止めるため扉を開けた
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