2

7/15
前へ
/67ページ
次へ
『……望月さん』 シンさんが俺の名を呼んだと思えば。 「―――っ、!?」 瞬間、首元にひんやりとした手が触れる感覚。 あ、と気づいたときにはもう。 シンさんの顔が、俺の首元を捉えていた。 「、ちょ」 シンさんの長く肉厚な舌が、生暖かい感触と共に首筋を這う。 「や、…」 じゅるじゅる、っという官能的な音が辺りに響き渡る。 びくん。 「…、めろ…」 『…』 ぞくぞく、と身体の内から嫌な寒気が走った。 なんともこそばゆい、むずむずしたそれに身震いする。 ――――と。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加