悲劇・喪服ミセスのヒメゴト

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【初恋のカレから告白されて、気持ちがダンナから離れてしまった…】 36歳・デリヘル嬢 アタシは、1ヶ月前に49歳のダンナを病気で亡くしたのと同時に小さいときに大好きだったカレに恋をしてしまったのでありました。 ダンナは、1ヶ月前に会議中に意見を言っている最中に突然倒れて亡くなったのでありました。 ダンナは亡くなる6か月前に持病の糖尿病が少しずつ悪化していまして、ヒンパンに発作を起こすようになってしまったあげくに、心臓発作を起こして亡くなったのでありました。 告別式の当日のことでありました。 葬祭会館の入り口で、小さいときに大好きだったカレと出会ったのでありました。 アタシはこの時、ダンナの親族に気分が悪いと言いまして席を外した後に、葬祭会館の近くにあります公園に行きまして、初恋のカレと話をしていたのでありました。 この時に、カレがアタシに『ぼくは…あの時からずっと…きみのことしか頭になかったのだよ…なのにどうしてダンナと結婚をしたのだよ…小さいときに結婚しようねと約束したじゃないか…』と悲しい声で言っていましたので、アタシは乳房(むね)の奥で切り裂かれる思いでいっぱいになっていたのと同時に、アタシは亡くなったダンナのフマンを洗いざらいに言ってしまったのでありました。 アタシとダンナは、アタシが勤めていた職場の経営者と取引先の会社の社長がお酒をのんでほろ酔いになっている時にアタシとダンナの結婚を思い立ったと言うことでお見合いをして、仕方なく結婚しただけなの…とカレに言ったところ、カレは『再婚しよう…』と言いまして、アタシをがばっと抱きしめたのでありました。 アタシはこの時、カレへの思いがさらに強くなっていましたので、ますますおさえきれなくなってしまったのでありました。 このあと、アタシとカレは近くにあります公園ヘ行きました。 二人は、公園内にあります身障者用のトイレの個室に入りまして、無我夢中で愛し合っていたのでありました。 しかし、その間にアタシはダンナの告別式を完全に置き去りにしていると言うことに全く気がついていませんでしたので、ダンナの親族と気まずくなってしまったのでありました。
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