悲劇・お引っ越し

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【予算オーバー】 42歳・パート主婦 アタシたち家族は、6ヶ月ほど前に念願のマイホームを持つことができましたが、予算をオーバーしていた上に、建物に不具合が見つかったことなどの深刻な問題が発生していましたので、せっかく建てた家を置き去りにしてしまったのでありました。 アタシたち家族は、ダンナ(50歳・管理職)と子供3人(小学4年生の長女と小学2年生の長男と3歳の次男)で狭い公団住宅の部屋に暮らしていましたが、この最近4人目の次女を出産しましたので部屋が手狭になってしまったのでありました。 そんな時に、ダンナの母親がロト7(宝くじ)で5000万円を当てましたので、アタシたち家族に『そろそろマイホームを建てた方がいいのじゃないのかな…』と言っていましたので、アタシたち家族は念願のマイホームを建てることにしたのでありました。 家族みんなでいろいろと話し合いをしまして、家を建てる段取りを取りまして、さあこれから家の建築だと言う時になりまして、予算を大きくオーバーしてしまったのでありました。 この時ダンナは『予算がオーバーした分は、オレがドカタ仕事でどうにかするから…』とアタシたちに言った後に、勤めていた職場に休職願いを出しまして、家が建つまでの間不足分を補うために工事現場などの複数のバイトを掛け持ちしましておカネを稼いだのでありました。 やっとの思いで念願のマイホームが完成しまして、公団住宅の小さな部屋から引越しをしまして、新しい生活を始めたのでありましたが、この時に手抜き工事をしていた箇所が見つかりましたので、早くも大問題が発生してしまったのでありました。 このままでは、家が倒壊を起こしてしまうので急いでシュウゼンしてほしいとアタシは建築屋さんに電話をしたのでありましたが、建築屋さんの経営者は泣きそうな声で『今から来てほしい…行けないのです…従業員さんたちが楽しみにしている温泉旅行の日なのに…』と言い返してきましたので、アタシは思いきりキレてしまったのでありました。
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