第1章
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「日取りは決まりましたか?」 お嬢様は、故郷から送られてきた分厚い本に挟まれていた栞を見て、返事を返してきた。 「12月24日。 毛唐の祭りに現を抜かす帝都の奴らに、忘れる事の出来ないプレゼントを差し上げましょう。 フフフ…………。 私達の故郷が頂いた物を、熨斗をつけて返してやるのよ」
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