2話  迷惑だ!

2/48
20人が本棚に入れています
本棚に追加
/75ページ
「え?何を言ってるんだ今井?平成に武士なんかいるわけないだろ」 「え、ああ、そ、そうですよね…」 光輝は何故がとても恥ずかしい気持ちになった (そうだよな、この時代に武士なんかいるわけないよな。やっぱり見間違いだったのかな) この後、光輝は治療を受けて先生と僕のマンションまで帰った 次の日、今日は土曜日だ。光輝は起きると着替えて、朝食を取ると自転車に乗ってショッピングセンターにやってきた 「えっと、食べ物、洗剤、タオル、あ!電球も切れかかってたっけ」 光輝はショッピングセンターの地下の食品コーナーから7階の家電コーナーまで歩き回った 「次は…」 「あれ?今井くん?」 名前を呼ばれ、後ろを振り向くとはるかがいた 「やっぱり今井くんだ!昨日のこと先生から聞いたよ、もう大丈夫なの?」 はるかは心配そうに尋ねた 「うん、大丈夫!ちょっと倒れただけだから」 「そっか、よかったー。お買い物?」 「うん!いろいろとなくなってきたから」
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!