第13章 胡蝶蘭
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「律に脅された?」 「いいえ」 「それじゃ報酬目当て?」 ――図星だ。 「で、報酬は何だったのさ?」 男を虜にする大きな瞳が 僕を横目に見て揺らぐ。 「ダンスを習うにもお金が必要なの」 「金か」 「それだけじゃない」 開き直ったのか 小さな口はよく喋る。 「ダンサーとしての成功も約束された」
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