第5章 ワンコとご飯
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会社の外へ出た途端、突風が吹きつけ、冷気に身体を包まれる。 (寒っ! マフラーして来ればよかった……) 寒さにぎゅっと目を瞑る。 と、 フワッと私の首に暖かい感触を感じて目を開けた。 「先輩、それじゃ寒いですよ。 僕のマフラー黒だからそのコートとも違和感ないし、使って下さい」 そう言われて首元を見ると、黒いマフラーが巻かれている。
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