第5章  ワンコとご飯

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「ごめんねぇ、柚木くん……」 今日はバレンタイン特別ディナーってことで予約でいっぱいで入ることはできなかった。 (そりゃそうだよね……  バレンタインっていったら、カップルにとったら一大イベントだもん。  レストランで素敵なディナーとかするよね。) 「原田先輩のせいじゃないですから謝らないで下さい。  僕は、原田先輩とだったら、どこでも嬉しいですし」 ドキッ (またそうやって、惑わせる…) 私は再びマフラーに顔を埋めると、柚木くんに提案した。 「じゃあ、駅前の居酒屋にしとこっか」
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