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ピピピピ、ピピピピ……
耳なれた電子音が部屋に鳴り響く。
(ちゃんと寝れた気がしない……)
いつものように手を伸ばすと、そこにはいつもと違う感触が……
微睡んでいた目がパチッと開く。
私の手は柚木くんの頬にあった。
柚木くんの可愛い寝顔が私の顔のすぐ傍にある。
「っっ……///」
(寝顔まで可愛い、とか反則……//)
柚木くん…あ…波、留……の目がゆっくりと開き、私をじっと見つめる。
ドキドキドキドキ……
(波留って…
昨日のこと、どこまで覚えてるんだろう……)
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