第01話 ~入校~
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サユの口は先ほどから硬く閉ざされたままだ。 それに声が耳から聞こえた、というより体の中に声が響いたようにも思える。 サユが掴んでいた腕を軽く引っ張る。 『私です。私が魔法であなたに話しかけています。急ぎの用が貴女にあるのです』 「ええ~~~~っっっ!!」
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