第3話

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つまり10Gで売れるアイテムを15Gで買うってことか。 ん?それだとすごい損だよな? 他のプレイヤーにさらに高値で売らないといけない。 でもそうするとレイチェルさんのところに集まって、プレイヤー間でGが流通しない気が。 「ふふ。不思議そうな顔してるわよ。 私のところにGが集まって流通しないって思ってるんでしょ?」 ・・・どうやらこの人は読心術のスキルを持っているようだ。 気を付けないと。 「私はね、買い取ったアイテムをNPCに売るの。 簡単に言えば転売ね。」 「それだと損ですよね?」 「普通ならね。 でも、交渉術のスキルを持ってると別。 NPCからアイテムを買うときや売るときにその値段を変動させるスキルよ。 これで利益が出る値段で買取を行うの。 ちなみに利益は私たちのギルド職人組合で使うわ。 と言ってもギルドシステムはまだないんだけどね。」 得た利益も職人の支援に使うことで結果的に他のプレイヤーに帰る流れか。 よくできてるな。 「ラングさんも何かアイテムを入手したら私に売りに来てね。」 とのことなので妹とレベル上げで手に入れたアイテムを売ることにした。 特に貴重そうなものもなかったしいいだろう。 「はい、ありがとうございます。 合計で2310Gですね。」 伝説の剣がちょっと高く売れたのがうれしかった。 アイテムも売ったのでフレンド登録だけいてお開きとなった。 妹はパーティーのところに行くらしいので俺は街の散策、というかアイテムショップに行こうと思う。 防具とかさすがにジャージはあれだし、ポーションとかほしいし。 なのでアイエムショップに向かう。 ~20分後~ 「と、遠くはない。 遠くわないけど人が多すぎて全然たどり着けなかった・・・。 普通なら3分ぐらいでつく道のりだろこれ。 マリンと歩いてるときは全然歩きずらいとかもわなかったんだけどな。」 とにかく、おれは中に入る。 それだけでなんだかいろいろ達成感が。
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