第4話

4/4
前へ
/20ページ
次へ
鉄鉱石と石を大量に入手してそろそろ帰ろうかなと下へ降りると、狼さんの群れがいた。 「や、やあ狼さん。 僕おいしくないよ?」 流石に6匹の狼相手にソロは厳しいだろ! 「ワゥ?」 「グルルル!」 「ガゥガゥ!」 「ワオォォーン!!」 ソロリ、ソロリと逃げようと動いていると、狼さんの間で話がついたようだ。 もちろん俺を襲う方向で。 「ああ!くそ! やってやるよ!かかってこいや!! 魔法【パワーアップ】! 魔法【スピードアップ】!」 俺はさっそくスキルエンチャントの魔法パワーアップとスピードアップを使う。 これは物攻と俊敏を1分間1,2倍にしてくれる魔法だ。 まず、1匹が群れの中から突っ込んでくる。 これを上から頭を思いっきり殴りつけることでやり過ごす。 これを見て仲間の2匹が怒りをあらわにして同じように突っ込んで来る。 その間に残りが俺を包囲するように移動する。 「【ジャンプ】! お前らはこれでもくらっとけ!!」 突撃をジャンプでかわし、包囲しようとしている狼の内、右と後ろに回ったやつに投げやすい石を投げる。 そして下にいる2匹の1匹にかかと落としをおみまいする。 頭が地面にめり込んだのですかさず追撃に蹴りもくらわす。 流石に狼も耐え切れず光になる。 「まずは一匹だ! お次は誰だゴルラァアア!!!」 俺の怒鳴り声にビビったのか、それとも石が効いたのか周りを囲んでいる奴らは動かない。 すかさず近くにいる一匹の顔をつかんで左の狼に投げる。 そして、初めに殴りつけた狼の足を払い転倒させ馬乗りになる。 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」 殴打!殴打!殴打! とにかく殴って殴って殴りまくる。 間違っても格闘家の戦い方ではないと思う。 こいつが光になると同時くらいに、後ろから攻撃された。 「後ろからとは卑怯な野郎だ!! 正々堂々と戦えや!!」 ひっかき攻撃をしてきた狼に対して後ろ回し蹴りをくらわす。 そして、吹っ飛んでいくのをどうにか尻尾をつかんで阻止。 持つ場所を頭に変え、そのまま地面へと叩き付ける。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加