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「……うう……寒い」
外では冬の乾いた風が窓を叩くように吹いていた。布団の中にいても分かるくらいの寒さで、俺は目を覚ました。
あまりの寒さに布団の中で縮こまっていたかったが、学校に行くための朝の準備もある。布団から出て、俺は無理矢理体を起こした。
クローゼットの中に掛けてある制服とコートと机の近くの椅子に置いていた鞄を手に取り、二階の部屋から一階のリビングへと降りていく。
リビングのドアの前まできた俺はドアに手をかけ開けた。テーブルの上にあったリモコンを手に取り、奥にあるテレビをつける。あとで上にあるサボテンに水を上げなきゃいけないな。テーブルの前にある椅子に荷物を置いて、キッチンヘと歩く。
トースターの横に置いてある食パンを二枚ほど取りトースターの中へと放り込む。冷蔵庫から苺ジャムを取り、ついでにやかんに水を入れてガスコンロに置き火をつける。
トーストとお湯が出来るまでの間に制服に着替えることにしよう。
着ていたパジャマを脱いで、制服に着替える。冬の冷気にさらされていたので、嫌なくらいに冷たかった。
出来上がったトーストにジャムを塗って食べていく。あっという間に一枚目を食べ終えた俺は口直しにコーヒーを飲む、二枚目にもジャムを塗り同じように食べる。
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