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「凛ちゃんは遥の一番のアイドルだよ!テレビで見る人たちよりかっこいいもん」
こんな感じで嬉しくも慣れてしまった。
「テレビに出てる人たちって実物はすごいかっこいいらしいよ。顔とかものすごいちっちゃくて。薫くんはテレビで見てもかっこよかったけど」
話題が逸れてよかったと、適当に話を合わせる。
「で、遥はそのアイドルに彼氏がいてもいいわけ?」
で、話、戻すか!爽にも遥との会話を聞かれていたのかと困惑する。
「いいよぅ。相手はガブちゃんだよ!ブルーグレーの瞳で天使みたいに綺麗じゃない。天使とアイドル!妄想滾るわー」
「私は薫くんの方がいいな。ガブちゃんて見た目はいいけど軽そうだし、実際性格ぼやっとしてるもん。ちょっと凛ちゃんとキャラかぶらない?」
「言いたい放題か!」
「着物の似合う黒髪の美男子、いいわ!並んでもメリハリあるし、凛ちゃんくらいなら見劣ることもないでしょ」
「はぁ?!」
「それって爽ちゃんの趣味じゃないのー?」
結局このひとたちは、人をネタにして言いたい放題だ…
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