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「桜、よう頑張った。
跡は残ってしもうたが、咲夜は気になどすまい。
しばらく眠るがよい。」
「よく耐えれたと思うよ。
僕もくたくただよぅ。」
「まだ休むな。
向こうにもいかなければならんのだろう?」
「わかったよぅ。
念話は来ているからねぇ。
先に姿を消して向こうの桜を見てくるよ。」
そういって尚隆は消え、
「光輝任せたえ?
吾は白虎の回復に湯につけてくるゆえ、
しばし離れるが...
今日だけは桜は動かしてはならぬえ?」
「わかっている。
洞窟か?」
「一番ちかいであろ?」
「わかった。」
そう言って椿姫も消える。
桜の守護者なのに俺はなにもできなかった。
名をもらい力も解放されたのに、嬉しいとの感情のが大きかった。
念話で話しは聞いたが、
桜に出来るわけがない。
でもしなければ命に関わる。
こればかりは仙にもどうすることもできない。
男の桜次第だが...
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