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一喝が効いたのか、それからしばらく猪瀬は大人しくなった。
良かった。躾は間違えてなかった。
元の静かな生活に戻れたと安堵して、自宅のチェストの引出しを開く。
整然と並べられた色とりどりのブラ。
猪瀬には言っていないが、私は結構下着が好きである。
数は、ブラウスやらカットソーやらよりは断然多い。
元々小胸であるからして、本来は機能にこだわるべきであろうが、いつしかそれも諦めた。
胸で気を引けるわけでもなし、誰に見せるわけでもないから、せめて好きなものをつけようと選んだそれらは、大分ラブリーなデザインだ。
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