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朝はすき
冬の朝は、もっとすき
早朝の澄んだ空気も
二度寝の微睡みも
夜が残る明け方の青も
鮮やかに輝く朝焼けも
みんなみんな、すき
誰もいない外に出て新しい空気を吸い込めば
少しだけ、心と体が軽くなる
昨日した後悔も
寝る前に流した涙も
澱んだ肺も
頑なになった頭も
ぜんぶぜんぶ、溶けていく
とうめいなくうきが血になって
カラダを巡って
少しずつ、少しずつ
カラダが透き通るような
すべてがちっぽけに思えるような
そんな感覚が、すき
朝はすき
朝がすき
それは一日のはじまり
しののめの、とき
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