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彼女は、僕のことをじっと見ていた。
もしかして...。
僕は、背中に寒気を感じた。
「幽霊とか。あははは...。」
それはないだろ。変なこと考えるな、自分。
でも、そう思うほど怖くなっていった。
5分くらい経った頃だろうか。ずっとにらっめっこみたいなことをしていたが、
変化が起こった。いや、人間だから、変化がないとおかしいが。
女性がこっちに向かって走ってきた。
怖くなった。
誰だって怖くなるだろう。歩いているのではなく、走ってくるのだから。
その走り方にも問題がある。腕をものすごい速さで振り、膝がすごく上がっている。
それにもの凄い速い。僕は、逃げたかったが逃げても追いつかれそうで逃げ
られなかった。
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