あらすじ

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魔法使い達の通う学園、魔法学園グリモワール。 そこに入学することになった皇達は、『霧の魔法』で触れるもの全てを消し去ってしまう少女…夜霧(よぎり) レイと出会う。 レイもまた、皇と同じように自分の力を恐れ…他人を遠ざけて生きようとする優しい少女だと知った皇は、雅のように、自分もレイを救ってやりたいと、何にも触ることが出来なかった彼女に魔法で、白百合の花を贈ってみせる。 すぐに皇とレイは仲良くなり、3人は寮で一緒に暮らし始め、少女を救ったことで、皇もまた、『王子様』らしい振舞いをするようになる。 そんな折。出産の為入院していた皇の母、シルヴィアから「妹が生まれた」との知らせが届く。 「皇魅(おうみ)」と名付けられた赤ん坊は、シルヴィアではなく日本人の父親の方に似た為、黒髪黒目だったが、皇はただ、妹が生まれたことを嬉しく思い、皇魅を抱き上げる。 その際、皇が『王子様』を目指していることを知ったシルヴィアは、生まれたばかりのメスの白馬を、皇に与える。 白馬は「リリィ」と名付けられ、皇とリリィはまるで双子の姉妹のように仲良くなり、互いの言葉を理解することさえ出来た。
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