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学園に帰った皇を待ち受けていたのは、皇より6歳年上の上級生、竜胆 刹那(りんどう せつな)だった。
後の生徒会長であり、少し距離感がおかしいものの、人懐こい性格で、頼もしさも持つ刹那も交えて、皇は魔法学園での日々を楽しく過ごして行く…。
しかし皇が10歳の時、学園に現れた魔物に、自分のことを慕ってくれていた下級生の少女を殺されてしまう。
ただ魔物に怯え、少女の死ぬ様を見ていることしか出来なかった皇は、二度と泣かないことを誓い、魔物と戦う力を得る為、魔法の鍛錬を積み始める。
そしてその直後、魔物に依る大規模侵攻、その六度目である『第六次侵攻』が始まり、魔物でさえ消し去ることの出来る魔法を持つレイと、レイの魔法を唯一防ぐことのできる魔法を持つ皇は、学園の精鋭部隊や、生徒会長である刹那と共に、学園に近い、山梨の戦場へと向かうことになる。
レイの霧がある為、他の生徒達とは別行動を取った皇とレイはリリィに乗り、逸早く戦場へと駆け付ける。
が、既に国軍は壊滅寸前まで追い込まれており、皇は、自らの魔法を使って、兵士達の傷を癒し、身体能力を強化することで、何とか魔物達の殲滅に成功する。
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