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「おい、起きろ。こんな所で寝るな、」
軽く肩を揺らしても反応はない。
こんな所で寝てたら悪い奴にお持ち帰りされるだろ、バカ!
かといって嫌われてる俺が側に居たら嫌だよな。
はぁ、どーすんだよ、
手を引っ張ると遥のバックの中身が床に散らばった。
「ったく、ちゃんとと閉めとけよ。」
バックと遥を抱えると遥の携帯が下に落ちた。
「今度は何…」
ー着信 橘さんー
遥は俺のだから手を出すなって言われてるみたいだった。
胸がモヤモヤするのが分かる、それでもゆっくり手を伸ばした。
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