1話 六芒星の騎士団

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春「馴れ合い・・・とは、 どういう事ですか?」 春堀さんが秋坂さんに聞き返すと彼女はアクセサリーを握り言った、 秋「貴方達は何か勘違いしてるみたいだけど、 私達に与えられたのは特別な力じゃない。 テロリストを圧殺するための兵器よ。 これから私達は戦いの毎日を過ごす事になる。 チームだからって馴れ合いをする必要がどこにあるの?」 龍「そ、そんな辛辣な。 俺達は兵士じゃないんだし。 てか馴れ合いじゃなくて親睦を」 秋「馴れ合いも親睦も必要ない。 私達に必要なのはただ相手を圧倒する力。 そして戦い抜き、相手を殺す覚悟。 装甲を使った戦いに峰打ちは存在しない、 殺るか殺られるか。 そんな覚悟もないのにこんな親睦会なんて、不必要と言ってるの。」 秋坂さんはそう言って立ち上がり部屋を出ようとした。 が、 時「そ、そんなのダメです!!」 時坂さんがすぐに立ち上がり彼女の腕を掴んで彼女を止めた。 秋「な、なにを」 時「私達は、今日集まって仲間になったんです! 覚悟とか戦いとか・・・まだ分からないけど・・・ でも、だからこそ私達は仲良くする必要があるんです! だから!」 秋「・・・」 東「そうだ、 俺達はチームだ。 力とかの以前に俺達が一丸となった方が力は強くなるんじゃねぇか? だからこんな親睦会でも付き合ってくれよ。」 俺の言葉にみんなは頷き、 秋坂さんは暫く悩んだ後でため息をついて腕を振り払った。 秋「・・・馴れ合いは今回だけだから。」 龍「いよっしゃ!! じゃあ今からパーっとしよう! 奈子、ここの敷地内にコンビニもあったからお菓子とジュース買ってきてくれ。」 奈「自分でやりなよもぅ。」 秋坂さんの言葉を聞いて龍斗が奈子に指示をする。 そしてその後夜の11時まで親睦会をしてみんなはそれぞれの部屋に戻っていった。
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