1話 六芒星の騎士団

2/14
前へ
/19ページ
次へ
4月某日、 俺は突然転校するように国の奴らに通達された。 俺はそれまで普通の高校に通い、 普通に高校生活を過ごしていた俺にとってはそれはあまりにも突然だった。 もともと両親がおらず祖父と祖母の家に暮らしていた俺にとって祖父と祖母は受け入れがたい事実だったようだが、 国の奴らが面倒を見るという提案をして、 祖父と祖母も俺をその学院に送り出してくれた。 俺は後ろ髪を引かれるような思いだったが、 2人の意志を受けてその学院に向かうことにした。 その学院の名前は魔装騎士学院。 なんでも滑り止めで受けた高校の装甲操作試験での結果がこの学院の校長に知られたらしく、 その事で招集をかけられたのだ。 黒服の人達に囲まれながら移動する事数時間。 俺は東京にある国立の学院、 魔装騎士学院に到着した。 そして黒服は校長室に向かうまでのルートを教えられて黒服は退散し、 俺は着いて早々学院を1人で探索することになってしまった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加