第1章

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(島田良太個人には、なんの恨みもないけど、これで、島田病院 医院長、島田良作への復讐は終わったわ。それにしても、主人ったら、まだ、息しているわ…しぶといわね) 山岡は、自身の妻である、山岡由里子の心の声を最後に、命つきた。 山岡の死以来、人を操る力は封印していた由里子は、連日、報道されている島田病院 医療ミス隠蔽疑惑、報道陣による、島田良作への詰問場面を目にし、ほくそ笑んでいた。 (アナタに、時間を巻き戻す力があったら良かったのにね。)
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