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「なんで舐めないといけないんだよ!」
「ふん、そんなもの欲しそうな顔をしてもダメよ!私の靴は舐めさせないわ!」
「舐めさせねえのかよ!」
コイツ矛盾してやがる!
「そんなに舐めたいなら土下座しなさい!」
「しねえよ!」
オレがそう返答した瞬間、旭に後ろから右の一蹴で両膝を折られる。
「跪いた……そ、そんなに私の靴を舐めたかったの!?」
「お前がオレの足を蹴って跪かせたんだろうが!」
そこで旭はハッとして急いでスカートを押さえる。
「ぱ、パンツは見せないわよ!」
「見たくねえよ!!」
いや、見たいではあるよ?でもこういうのはラッキースケベがあってから見た方がよりそそられるじゃないか!それは男子ならば誰もが思う事だ。
イケメンも、オタクも、ショタも、じいさんも、「やらないか?」の人は……まあ、どうでも良い。取り敢えず男子なら誰もが思う事だ。
「そんな……」
旭はまるで少女漫画の「恐ろしい娘!」と言うかのような衝撃的な表情を浮かべ、固まった。
「「………」」
1、2、3、4秒……10秒経った時、旭は我に返ったようにハッとする。
「晴彦君のエッチ!」
それと同時に右頬を叩かれる。
理不尽だ。
「ひ、左の頬も差し出しなさい!」
「なんでだよ!」
「ほら、右の頬を叩かれたら左の頬も……ん?」
旭は両腕を組み、首を傾げてムムムッと呻り始めた。きっと言葉の続きを忘れたのだろう。
仕方ない、ここはオレが優しく教えてやろう。
「右の頬を叩かれたら左の頬も差し出ーー」
そこまで言ったところでオレの左の頬に旭の右脚のつま先が突き刺さる。
「左の頬はボディーブロウ!」
「違えよ!左の頬を差し出せだ!なんで」
「そしてその後はやおい穴に兄貴のアッー!をヒギィッ!?して……渋い声で《やらないか?》」
コイツものすげえ怖い。てか普通の後に《アッー!》だろ。
順番が逆だ。
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