第1章

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俺が彼を見つけたのは月の綺麗な夜だった。 全く…なんで俺が部屋を出なきゃならないんだ。 後輩を連れ込む?いったいいつの間にそんな関係になったんだよ…。 部屋を出てから数分、何度目かわからないため息を吐きながら消灯点呼を終えた廊下を歩く。 別の部屋に転がり込むことも考えたけれど、こうなった経緯を説明するのがめんどくさい。 なんせ俺が知りたいくらいなんだから。 結果、俺が選んだのは誰も使っていない空き部屋で一夜を明かすことだった。
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