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服部の視線に気が付いた山下は顔をあげ聞いた。
「あ、終わりました?不足はなさそうですか?」
会社では見せた事がない笑顔だった。
「あ、はい。あの、長いんですか?ハムやって?」
「…学生時代から、十年くらいです」
「なが!」
「服部さんは?」
「僕は、二年前から」
山下は喋りながらも最初に必要な材料をまとめていた。
「まずは、スピーカーの作成になります。使うのはこの抵抗と…危ない!髪やける!」
山下は服部と話ながらも隣の子供もみていたようだ。
「普段と全然違う…」
「…服部さん、声漏れています」
山下が苦笑いをしていた。
「あ、すみません」
「大丈夫、自覚ありますから」
服部が慌てて謝罪をすると、山下は笑いながら言った。
「半田こての使用経験は?」
「あ、大丈夫です」
「わかりました。コンセント入れて置くので、気をつけてください。スピーカー作成終了かわからない所がありましたら、聞いてください」
服部は、作成を初めたものの山下に色々聞いて見たくなった。
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