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さすがに、この雰囲気で友達の好きではないってわかる。
でも待って。
私、そんなふうに考えたことない。
ずっと大切な友人だったんだよ。
困って下を向いてしまった。
彼の視線が熱くて、どう答えたらいいかわからない。
「好きだ」
彼の声が、ものすごく近くで聞こえて、思わず顔をあげた。
その瞬間、私を包んだ熱。
熱くて強くて
怖かった。
唇が燃えるようで。
抱きしめられた身体が溶けてなくなってしまいそうで・・・
怖かった。
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