Chapter.1 桜井澪という女の子

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「優勝商品がお菓子詰め合わせって・・・子供扱いされたもんだな、俺らは」 「ハルは可愛くない子供だなぁ!澪は嬉しいよ!!」 「Wiiが欲しかったなぁ、俺は」 「えー?3DSじゃなくて?」 「澪、ハル。これから宿泊施設に行くって!」 「ああ、ありがとうな。明里」 「宿泊施設かぁ。夜ご飯、バーベキューが良かったなぁ」 「夜くらい料理しないで楽したいよ、俺は」 「ハルは面倒くさがりだなぁ、もう」 宿泊施設に向かうバスでも俺と澪は隣同士。 「でも、さっき手繋いで走ったからまた皆に冷やかされちゃったね」 「別にもう良いよ。開き直ってるし。付き合ってるってバレた方が澪に近づく奴も減る」 「ハルはヤキモチやきさんなんだね」 「う、うるさい」 「ね、ハル!夜、部屋行っても良いー?ウノとかやりたい!」 「ああ、良いぞ。聡達もいるけど」 「行く行く!楽しみだなぁ!」 夕飯は宿泊施設の食堂でとった。
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