Chapter.1 桜井澪という女の子

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だけど 「ハル、明里ちゃんおかえ・・・」 「ハル!もうゴールだから手離して大丈夫だよ、ありがとう」 「あ、ああ。そうだったな」 「お、おかげで怖くなくなってきた!」 「なら良かった」 「あたし、先に部屋戻るね?」 「ああ」 明里は先に部屋へ向かった。 「ハル」 「あ、澪・・・」 「何で明里ちゃんと手繋いで走ってきたの」 「実はあいつさ、かなり怖かったみたいで・・・」 「でも!だからって手を繋ぐのは・・・」 「明里は友達だし、手繋ぐぐらい・・・」 「澪はやだよ。ハルが他の女の子と手繋ぐの・・・」. 「うるせぇな。手繋いだくらいで!」 「ハルのバカ!!」 「おい、澪!!」 澪は走り去っていった。 何なんだよ、あいつ。
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