Chapter.1 桜井澪という女の子

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「澪、ウノやりたいから男子部屋に・・・」 「聡くんとやれば良いじゃん。澪、ハルと一緒にいたくない!」 「澪!」 女子部屋に行き、澪を呼び出すも、断られてしまった。 「そりゃあ澪も怒るよ」 「さ、聡まで!」 部屋に戻り、聡に話すと聡は呆れながら言った。 「お前は澪が他の男子と手繋いで歩いてたらどう?例えば俺と」 「嫌・・・かな」 「だろー?澪は相手が明里でも嫌なんだよ。ハルを独り占めしたいの」 「澪が・・・」 「ヤキモチだよ、ヤキモチ。澪ちゃんの彼氏なんだからハルは。他の女の子に優しくしすぎない。相手が明里でも、な」 「どうすりゃ良いんだよ」 「澪は特別だって伝えなきゃ」 「特別・・・」 そうだ、澪は俺にとって・・・
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