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ただ、友好関係が広い彼女は、お金を盗んで辞めた方の存在も知ってたし、どういう繋がりで耳に入るんだろうか?と不思議。
都会だからと甘く見てたが、都会でも田舎な土地。
気を付けねば、あちらこちらで世間の目がうじょうじょあることを知った。
しかし、為になる話もしてくれたり、試験をまさかそこまでとって辞めたとは知らなかったので驚かれたが、その店では、あなたのその資格は活かされない。
きっと、いずれ役にはたつよといってくれた。
良いときもあり、贔屓もある小ボス。
だが、スイッチひとつで口を利いてくれなくなる油断が私は辛かった。毎日顔色をうかがい、嫌われぬよう好かれよう、スイッチは押さないようにと懸命だった。
勿論、小ボスやボスとの中で楽しかった時期もある。
だからこそ、辞めなかった。
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