新田君と私。

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ねえ、覚えてるかな、新田君。 貴方が私の為にとってくれた、たくさんの行動。 そのどれもが、私を危険から救い出してくれることばかりで… 私は、ずっと新田君の傍で、誰よりも新田君の愛を感じていたんだ。 (私も、会えてよかったよ、新田君) 両手に持った、コスモスの花。 私はそれを、名残惜しそうに道路の端に置いた。 同時に、真上にあった2つのランプが赤く点滅し、カンカンと大きな音が辺りに鳴り響いた。
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