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携帯を開くとメールの着信を知らせるアイコンが
点滅していた
「誰からの着信だろ?」
時計を見てみると、既に11時を回っている
送信者は幼馴染みからだった
メールを開いて文を目で追うと
そこには想像もしなかった言葉が並んでいた
「明日、3時に選択教室Bまで来て下さい。
返信は大丈夫です」
まるで告白みたいだなと思いながら、その日はそのまま寝た。
ー次の日の放課後ー
あのメールについて考えた結果、告白はまず間違いないという結論に至った。
まぁ、アイツが俺に告白するとは考えにくいから
恐らくは言伝てを頼まれたんだろう
しばらく歩くとやっと指定された教室に着いた
軽く深呼吸してドアに手をかける
クールに見えるかも知れないが、実は内心どっきどきしていたりする
手汗もすごいことになっていて、正直気持ち悪い
それでも、ここで怖じけては男が廃る
覚悟を決め、ドアを勢いよく開ける
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