第1章

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携帯を開くとメールの着信を知らせるアイコンが 点滅していた 「誰からの着信だろ?」 時計を見てみると、既に11時を回っている 送信者は幼馴染みからだった メールを開いて文を目で追うと そこには想像もしなかった言葉が並んでいた 「明日、3時に選択教室Bまで来て下さい。 返信は大丈夫です」 まるで告白みたいだなと思いながら、その日はそのまま寝た。 ー次の日の放課後ー あのメールについて考えた結果、告白はまず間違いないという結論に至った。 まぁ、アイツが俺に告白するとは考えにくいから 恐らくは言伝てを頼まれたんだろう しばらく歩くとやっと指定された教室に着いた 軽く深呼吸してドアに手をかける クールに見えるかも知れないが、実は内心どっきどきしていたりする 手汗もすごいことになっていて、正直気持ち悪い それでも、ここで怖じけては男が廃る 覚悟を決め、ドアを勢いよく開ける
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