消えない傷

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僕の終わり。先生が僕の席の方へ歩いてくる。先生はどんな顔をしているのだろうか?怖くて確かめられない。亀のようにじっと動かずに机の上だけをみていた… ビクンと僕の身体が先生の足音に反応して、目から涙が溢れて机の上を濡らしてる。 (もう駄目だ………) 僕の席の前まできた先生に耐えきれなくなり椅子を投げ捨てるように立ち上がると僕は逃げ出した。 「おい!」 教師のドアを乱暴に開けると先生が慌てて僕を呼び止めた。 (うっうっうっうっうううーー) 後一歩で廊下に出れるが僕は開けたドアの前で立ち止まり恐る恐る教室の中を振り返ると先生は…… 「うんこ漏らしたのか!!!」
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