第1章 後にも先にも

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今にしてみたら結果的に良かったのかも知れないけど…まだ、あの時の私は自分の中の女の子に目覚めたばかりで本当の意味で女の子だった訳じゃない。 後にも先にも… そんな体験をしたのはあの時だけ。 だから、思い返すとまだ、胸が熱くなる。 すっかり形を変えてニューハーフに生まれ変わった私の…懐かしくも嬉しい出来事。 圭太はもう覚えてないでしょうけど…(笑)私にとっては今でも忘れ得ない貴重なキス体験で、あれ以降そんな出来事には一度も遭遇してない。 だってさ…今の私はあのキス以来ずーっと大好きな圭太以外の男性と…何て考えたいと思ってないし、結局、仮の女の子に過ぎない存在だから、他に選択筋はないの… だから、私の思いは10年経ってもまだまだ継続中って訳…(笑)
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