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「まだ来ないね」
「そうですね 私の友達も来るはずなんですけど」
「どう?今の気持ちは」
「どんな風に写真を撮るのか聞いてないので」
「結構きわどいの撮られるんじゃない」
「この店のチラシですよ そんなわけ・・・」
「評判よかったらカレンダーも作ろうかって」
「そんなこと言ってるんですか」
「だから素材は結構撮ると思うよ」
「服これだけですよ」
「あるじゃない あそこに」
確かにチャイナ服やドレスは売り物にある
「ナツミさんが着たもの欲しいっていう
マニアックな男が現れたりして」
「やめてくださいよ もう」
三田さんの目がいやらしい
この薄暗い店の効果でさらにそう感じる
「俺が選んじゃおっかな」
三田さんは服を選びはじめた
私は外に出て店のまわりの掃除をしながら
待つことにした
先にやってきたのはレイコだった
「ナツミ~ 来てあげたわよ」
「あっ レイコ あれっ内田くんは」
「あとで来るよ 予備校に行ってるから」
「そっか でも撮影終わっちゃうかも」
「4時過ぎには来れるから大丈夫でしょ
まだカメラマンさん来てないみたいだし」
「そうなのよ」
その時オーナーから電話があった
「はい あっ 待ってます 大丈夫です」
「何だって」
「3時過ぎに着くって」
「ちょうどいいわ」
レイコと2人で店に入った いるのは三田さんだ
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