悪妻ニューウェーブ

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「どうしたの 高野くんが来たの?」 「そう」 「声が弾んでるわよ」 「一緒に住もうって誘っちゃった」 「やりすぎじゃないの それは」 「だって ヒロシさんの帰りが2ヵ月も延びたから・・・」 「離婚した方がいいんじゃない もう」 「ヒロシさんのこと愛してるから」 「裏切ってるって自覚ないの?」 「高野くんとは体だけの関係だし」 「そんなことないでしょ」 あまりそのことについては考えたくない 自分でもはっきりわからないのだ 「三田さんと続いてるの?」 「まだ2回会っただけだけど無理かな」 「どうして」 「あんまり上手くないし」 「ハハハッ」 「そうだ 今日私オーナーに犯されかけたの」 「えっ その方が大事件じゃない」 「マリコって女と間違われたんだけど」 「そんなことある?」 「本当いつも以上に酔ってたみたいだから」 「わざとかもよ」 「それは・・・ないと思う わざわざそんな手を使う必要ないでしょ」 「そっか遊び人だし普通に口説くよね」 「そう 前も新婚じゃなかったらって」 「カメラマンは受け入れたのに オーナーは受け入れなかったの」 「だって妊娠させられそうだったから」 「あぁ 中で出しちゃう可能性あるわね」 「つけてなんて言ってるスキもないし」 「ハハハッ じゃあ・・・」 「そう あっ サイズが大きかったわ」 「本当?」 「うん レイコ オススメよ」 「わかった チャレンジしてみる」 「前にも言ったと思うけどSだから」 「そういう人と付き合ったことないから新鮮かも」 「三田さんにバレたら大騒動になるかもね」 「ハハハッ それも面白いじゃない」 次の日高野くんは休みだったので 家に連れ帰った 「一緒に住むなら着替えとか必要だね」 「寮は会社の近くだから寄ってから来るよ」 「10時に家に戻って寝るんだよね」 「帰ってくる頃にはまだ熟睡してるかも」 「起こさないから心配しないで」 「ナツミさんって呼んでいいですか?」 「うれしいわ」 「あと僕のこともススムって呼んでもらいたいです」 「わかったわ ススム」 それからは半同棲のような生活がはじまった
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