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「まぁ、俺はそんな君の、明るくて軽やかな適当さもいいと思ってる」 「それは褒め言葉?」 私はニヤニヤと笑いながら わざわざ聞き返す。 「そう」 テレビに視線をやったままそう言った千博の “いいと思う” は “別に好きじゃない” 動物やエビグラタンよりも特別なことを、私は知っている。 千博の好きなものはずっとかわらない。 私はそんな千博のことが、もちろん、大好きだ。 end
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