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猪狩「肩はもうできているからいつでもかまわないよ。」
杉村「こっちもいつでもいいから。」
猪狩「一球目」
『ビュッ。パーン』
杉村(はやーい!!打てないよ)
猪狩「どうしたんだい。さっきまでの威勢はどこに行ったんだい。まぁいい。二球目行くよ。」
『ビュッ。』
杉村(さっきより遅い。よし打てる。)
『シュシュッ。パーン』
杉村「カーブだと。」
猪狩「三球目。ラストだよ」
『ビュッ。』
杉村(ストレートか。このえい!)
『カッス。パーン』
猪狩「何!」
杉村「くそ!三振か」
猪狩「ふん!だから言ったじゃないか。」(僕の球を1打席でかするとかこいつ。)
杉村「くそ。また勝負だ。」
猪狩「君。名前はなんて言うんだ。」
杉村「杉村亮だ。」
猪狩「杉村か。君の名前は覚えとくよ。今日はこれでさらばするよ。」(次から勝負するときは本気を出さないとな。)
杉村「次こそ勝つからな。覚えとけよ」
こうして俺は猪狩守と出会い、お互いを意識しあうように?なった。
高校に入学してひと月がたとうとしている。そのなかで俺は早くも猪狩とあおいちゃんと他校の野球部の奴と出会った。
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