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幼なじみとの再開
野球部に入部して1週間がたとうとした。俺ら1年はあのノックいこう球拾いがメインだった。はやくボールにまともな練習がしたいなと思っていた時監督とキャプテンの会話が聞こえた。
石原「監督。1年にもそろそろ高校野球のレベルというのをきちんと見せたほうがいいと思うで次の土曜日にでも他校の練習を見学にでも連れて行っていいでしょうか?」
大波「確かにな。なら、あかつきなんてどうだ。トップの方を見せたほうがいいだろうしな。それにお前らもなにか練習のコツなど盗めるかもしれないしな。あかつきには俺から連絡しておくから日付が決まり次第教えるからそれまでは普通通りな。」
まじかーー??あのあかつきの練習が見学できるなんてラッキー。
俺がなんでこんなに興奮してるのかって?
俺はもともとあかつきで野球がしたかったんだよ。あかつきはあかつき大付属高校のことでここ最近は甲子園常連校だ。俺の憧れだ。しかし、俺は見事に落ちた。だからあかつきの練習が見学できるのは非常に嬉しいのだ。
今日はそのことしか頭になかったため大事な人が野球部に入部していたことにも気がつかなかった。練習が終わるまで…
その日の放課後
大波「全員集合したな。実は何人かは気がついてるかもしれないがマネージャーが今日から入部した。今から自己紹介をしてもらう。」
矢部「舞ちゃん可愛いでやんすね。」
杉村「えっ、矢部くん今なんて言ったの」
矢部「だから『舞ちゃん可愛い』って言ったでやんすよ。」
舞ちゃんだって
舞「今日から入部した栗原舞です。皆さんよろしくお願いします。」
パチパチ
人違いなんかじゃない。あの舞ちゃんだ。若干変わってるけど昔の面影がある。
矢部「杉村君、舞ちゃんのこと知ってるんでやんすか?」
杉村「まぁ。幼なじみというやつ。小学生以来なんだけどね。にしても本当に可愛いね。」
まぁ可愛いくてとうぜんだと思うけどね。なんたって小さい時から舞ちゃんは可愛いかった。小さいときはよく日が暮れるまで遊んでいたこともよくあった。とても幸せな日だった。そして俺の初恋の相手でもある。
しかし、小学3年の時に突然舞ちゃんが転校した。それ以来連絡なんて1度もとっていないだけにびっくりもしたし、嬉しかった。
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