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帰り道
矢部「杉村君。土曜日が楽しみでやんすね。あの天下のあかつきの練習が見れるでやんすよ。それに舞ちゃんも女子マネとして入部してきておいらかなり嬉しいでやんす。」
杉村「そうだね。本当にあかつきの練習が見学できるとか俺も楽しみなんだよね。でも、それより舞ちゃん可愛くなったよね。昔から可愛かったけど。」
矢部「また始まったでやんす。おいら今日商店街に用事がるからここでバイバイでやんす。」杉村「わかった。じゃあね。また明日。」テクテク。
杉村「舞ちゃんって今どこに住んでるのかな?昔と同じところだったら挨拶ぐらいしたいな?」
???「誰に挨拶したいのかな?」
えっ、もしかしてさっきから誰かついてきてたの??でもこの声なんか聞き覚えのある声だな。俺は声がした方向に顔だけ向けてそいつをみた。そこにいたのはまさに幼なじみの舞ちゃんだった。彼女は買い物帰りなのか両手に買い物袋を抱えてた。
舞「久しぶり。杉村君。元気にしてた?」
杉村「もちろん元気だったよ。舞ちゃんこそ元気にしてた?」
舞「うん。こんなとこで会うなんて偶然だね。今もこの近くに住んでんの?」
杉村「舞ちゃん気がついてないの?俺パワフル高校だよ。それも野球部。」
舞「嘘。気がつかなかったよ。杉村君、本当に野球好きなんだね。ということは今もここから少し入ったとこの河川敷の近くに住んでる?」
杉村「まぁ引越しとかしてないからね。舞ちゃんは?」
舞「私?私も実は今度の家はそこらへんなんだよね。」
杉村「へぇ?。そうなんだ。近いね。なら一緒に帰ろうか。」
こうして俺と舞ちゃんは再開した。
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