ライバルとの出会い

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俺はその女の子にすぐ道を尋ねた。 杉村「あの。ごめん。俺、河川敷のほうに行きたいんだけど道に迷ったみたいでさ。行き方教えてくれないかな。」 女の子「えっ。君、河川敷なら次の道を右に曲がったらすぐなんだけど。ちなみに左に曲がったら商店街だよ。もしかして引っ越してきたばかり?」 杉村「まじで。いや生まれも育ちもこの近くなんだけど。ま、ありがとう。じゃあ。俺はこれで。」 女の子「待って。僕も今から河川敷のとこにランニングするついでだから途中まで一緒に行かない。」 杉村「別にかまわないよ。なら行こうか。」 女の子「うん。」 3分もしないうちに河川敷に戻ってきた俺は見知らぬ女の子に自己紹介をしていないことに気が付いてランニング中に自己紹介をした。 杉村「そういえば。自己紹介をしてなかったな。俺は杉村亮。パワフル高校の1年だ。」 女の子「杉村君なんだね。僕と同い年なんだ。僕の名前は早川あおい。 恋恋高校の1年だよ。あおいでいいからね。杉村君。」 杉村「OK。あおいちゃん。よろしくね。俺も亮でいいからね。」 あおい「わかったよ。亮君。ところで亮君って部活何しての?」 杉村「俺は野球部だよ。あおいちゃんは?」 あおい「本当に?実は僕も野球部に入ろうと思ってんだ。」 杉村「あれ?でも恋恋って女子校じゃない?」 あおい「今年から共学なんだよ。だから野球ができたらいいなと思ってるんだ。」 杉村「そうなんだ。人数集まればいいね。ここから右に曲がったとこに 家があるからまたいつか会おうね。」 あおい「わかったよ。また、一緒に走ろうね。じゃあね」 こうして俺は早川あおいという女の子と出会った。 家に帰りついたのは6時半をすぎていて親父に迷ったのかとからかわれたがいい出会いがあったからとくに気にもならなかった。 そして、朝食を食べて8時過ぎごろに家を出て歩いて学校にむかった。
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