十こ目 忠義を尽くす信奉者

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そこまで聞いて、納得することができた。 私は、不死身である景政公の左目をはめられたことにより、不死の能力を身につけてよみがえったのだ。 彼は口を開いた。 「なぜお前は、両目を抉られて殺されたのか?」 もっともな疑問だ。 今度は私が、自らの生い立ちを話した。 祖父に虐待されたこと、陰間茶屋に売られたこと、陰間になってからは客である男たちによって苦しめられたことを。 そして、祖父によって母と弟が殺された上に、私自身も殺され両目を失ったことを。 男たちが憎い。 彼らに復讐したいと、はっきりと言った。 大まかな事情を聞き、静かにうなずいた景政公は、自らもできる範囲で男たちに復讐すると言った。 私は疑問に思った。 なぜ彼も、男たちに復讐する必要があるのだろうか。 彼は話を続けた。 男も女も関係なく、世の人々に復讐したいと彼は言った。
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