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紅と白の汽水域に生きている 僕の目の前を横切りながら 架けた橋の骨が染まる 膨らんだ夜が僕の手を引いている クラクション 鳴らしながら走る車 乾燥した顔を撫でる風 ささくれが少し目立つような気がして 紅と白の汽水域を泳ぎつつ、思う。
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