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警察に電話を掛けて間もなく、パトカーが到着した。連行される金田を見て、堪らず声を掛けた。
「金田!待っているぞ!」
金田はこちらに振り返った。彼の目は死んでいない。燦然と輝く*がそこには有った。
「えへへ!きっとすぐに戻って来られるよ!ケツの穴撮っただけだもん!それより明智君!……覚悟しておいてね。僕は絶対に更生しない。次のターゲットは……
君 だ か ら ね ?えへへ!」
「……」
明智の顔を見ると、青ざめていた。励ましてやらなくては……!
「明智!さっきの推理、感動した!」
「ははは……。ありがとう……。ははは……」
「お前のケツの穴に対する熱意は本物だ!!」
「……嬉しくねぇよ!!」
「その熱意を見込んで、ケツの穴ソムリエに推薦する!!」
「やめて!!ホントにやめて!!」
「ちなみにケツの穴ソムリエになると、毎日十枚のケツの穴写真が送られてくるんだぞ!素敵だろう!!」
「どこがだ!!素敵を素通りして敵でしかないよ!!」
その後、明智は晴れてケツの穴ソムリエの資格を授かった。資格を取得したその日に明智は夜逃げをしたが、逃げられるはずも無い。なぜなら彼のケツの穴には、金田によって埋め込まれた発信機が有るのだから。
明智が何処へ行こうと、俺と金田で迎えに行く。三人で手を繋ごう。*を目指して!
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